11月12日夕方のことでした。
138グラムで産まれ、288グラムになるまで頑張りました。
短い短い命でしたが、沢山の方に抱っこしてもらい、可愛がってもらって
とても恵まれた子だったと思います。
そして お空の上では テオ君や りさっちが待っていてくれると信じています。
この子は 兄弟より100グラムも小さく生まれました。
自力でミルクも飲めず、カテーテルでの人工哺乳をしていました。
口蓋裂があり、空気が鼻に抜けてしまって口の中が真空にならないので、
ミルクを吸い込めない状態でした。
下の写真が口蓋裂です。
見えにくいかもしれませんが、喉の奥に三角形の穴があります。
< 生後8日目に撮影 >
・ 成長と共に自然に塞がる場合
・ 手術で縫い合わせれば平気な場合
・ 穴が大き過ぎる時、体の組織を移植して手術する場合
など対処法は 色々あるようです。
ツルの場合、少しずつ穴は小さくなってきていました。
ただ、こういう異常が見られると 他の器官に欠陥が見られることも多いそうで、
ツルの場合は心肺機能が弱い可能性があると獣医さんに言われてました。
1週間持たないかもしれないとも説明を受けていました。
仮に1週間、1ヶ月 過ぎても、普通の子よりは短命であるとも言われていたので、
始めから覚悟した上での保育でした。
数日前、ツルの呼吸が荒くなり、心臓も止まりかけ 一晩中もがき苦しんだ事がありました。
翌日は持ち直したものの、徐々に弱ってきてしまいました。
静かに静かに眠っているようで、苦しんでた時のことを思うと、
やっとゆっくり休ませてあげられる・・・とホッとしました。
ツルの異変に気づいたウメは 体中を舐め、顔を覗き込み、手でつつき、
口の中を舐めたり噛んだり叩きつけたり。。。繰り返しました。
母犬なりの行動なんだと思います。

< 11月3日(生後4日) イオタくん&ハラマちゃんのママ撮影 >
あっという間の13日間で、辛かったけど 楽しかったです。
命とか健康とか 人間のエゴのこと、たくさんたくさん考えました。
小さなツルカメ兄弟、母犬らしくなってきたウメから多くを教えられた気がします。
ツルの分までカメを大切に、そして丈夫に育てていこうと思います。
たくさんの励ましの言葉、メール、コメントなど 心より感謝しております。
どうもありがとうございました。
ブログを読んで下さった方々にも御礼申し上げます。
今後とも ウメ・カメ親子をヨロシクお願いします。
* 死後の写真や口蓋裂の写真など、気分を害された方もいらっしゃると思います。
交配をお考えの方に、こういうケースもあるのだと お伝えしたかったので
あえて掲載させて頂きました。ご了承くださいませ。